ロミロミ留学前は日本で人事の仕事でキャリア10年以上。フラを通してハワイ語に触れポノ=調和・バランスの取れた状態という言葉を知り、ハワイの伝統的なマッサージ「ロミロミ」に興味を持つ。ハワイの大自然に囲まれながらロミロミマッサージを学び、心も身体も癒せるようになるなんてこんな素晴らしいことはない!直感で「自分のやりたいことはこれだ!」と思い、ハワイ留学を決断。
解剖学を英語で勉強したり、マッサージの圧のかけ方に苦戦するも、自分の心の状態とマッサージが直結する経験などを通して、留学前に思い描いていた心と体が共に心地よい状態=ポノをロミロミマッサージで提供することができるようになる。留学の集大成としてその境地にたどりつけたことに大きな達成感を感じて次のステップへ!

お名前:Moaniさん
留学時年齢:40代
出身地:神奈川県
前職:人事
受講コース:ロミロミ留学コース

40代のロミロミ留学!ハワイで心と体を整え、指名されるセラピストに!

身体のことに興味を持ち、ハワイに魅了され、40代でロミロミ留学

ロミロミ留学する前は10年以上人事の仕事をしていました。大変だけど、誰かの人生の転機に関わる仕事はやりがいがあって好きでした。社会人として働きながらも、体を動かすことが好きで、フィットネスの資格を取ってサークルを運営したり、フラを習ったりしていました。フィットネスの勉強をする中で、体のことに興味を持つようになり、また、フラを通じて、ハワイの歴史や文化、そして「ポノ(心と体が調和している状態)」という考え方にどんどん惹かれていきました。

「心と体、両方を大切にしたい」
「日本とハワイをつなぐような事がしたい」

そんな想いが募っていたとき、出会ったのがロミロミマッサージでした。

調べていくと、ロミロミはまさに心と体のバランスを大切にするハワイの伝統的なヒーリング。 「あ、これだ」って思いました。ハワイの自然に囲まれながら、古代より生活の一部として根付いていたロミロミマッサージを学び、癒しを提供できるようになりたい!そんな目標を持ち留学を決断しました。

資格試験までに勉強が間に合わない?マッサージにも自信が持てず苦労するも、小さな努力の先に見えた光

憧れのハワイで、いよいよロミロミ留学がスタートしました。解剖学のクラスでは、身体のすべての機能について学んでいきます。日本語での説明もあるので、人体の仕組みを理解していくのはとても面白く感じました。一方で、解剖学に関する専門用語を英語で覚えることは想像以上にハードで、「資格試験までに間に合うだろうか」という不安を抱えていたのを思い出します。

それでも、わからないことは何度でも丁寧に教えてくださる先生方のサポートのおかげで、知識が少しずつ積み重なっていきました。

その結果、無事に資格試験に一発合格!

あのときの達成感と、先生方への感謝の気持ちは、今でも忘れられません。

マッサージの実技も初めは難しかったです。圧のかけ方や身体の使い方がなかなか感覚的につかめずにいました。手技を覚えるのに精いっぱいで頭と体がうまくつながらずになんだかしっくりこない…

「私は本当にロミロミを習得できるんだろうか?」

と思っていましたが、 何度も繰り返し練習して、先生にアドバイスをもらいながら少しずつ前に進みました。

そして最後の通しの授業で、先生にこう言われたんです。
「今日のマッサージ、いい感じですね。とてもスムーズですよ!」

あのときの嬉しさ、今でも忘れられません。何度も練習を繰り返していく事で、感覚がつかめていき、自分でもスムーズにできたと手ごたえを感じていました。毎日の積み重ねで体に染みついていくのはダンスと同じです。マッサージもできるようになっていくと、やっていて楽しいと思えるようになっていきました。

お客様の体調や身体の状態に合わせてマッサージができるようになる!が、まだ何か足りない。。。

クラスでスムーズにロミロミができるようになりましたが、サロン実習で実際にお客様に施術するのはまた別の緊張感がありました。

「この手技、これで合ってるんだっけ?」

「お客様、気持ちよく感じてくれてるかな…?」

頭の中は常にぐるぐる。 気持ちもどこか落ち着かず、「私のマッサージ、大丈夫かな…」と不安でいっぱいでした。でも、ロミノハワイマッサージスクールの素晴らしいところは、先生にすぐ相談できること。どんなに小さな疑問でも、丁寧に教えてくれました。たとえば、坐骨神経痛のお客様が来たとき、「どうすればいいですか?」と聞くと、具体的な施術方法を教えてくださいました。

さまざまな症状を抱えたお客様へのマッサージを経験していく中で、体格やその日の体調、要望に合わせて施術をカスタマイズできるようになってきました。筋肉を押したときの跳ね返り具合を感じ取りながら、自然と圧を調整できるようになってくると、「マッサージっておもしろい!」と心から思えるようになりました。

施術に少しずつ余裕が出てきたことで、お客様の反応にもきちんと目を向けられるようになり、フィードバックも少しずつ良いものに変わっていきました。

そして、初めてお客様から指名をいただけた瞬間――

心の底から嬉しく、自信につながり、モチベーションもさらに上がりました。

それでもどこか心の奥に、「これで本当にいいのかな?」というモヤモヤが残っていました。施術に慣れてきたからこそ感じた、成長の停滞感。自分のマッサージが本当にお客様の心と体に届いているのか、自問自答する日々が続きました。

そんなとき、ふと心の声に導かれるようにして、私はハワイ島への旅に出ることにしたのです。

ハワイ島の大自然の中で、心の靄がクリアに!これがポノだ!

ハワイ島での4日間。 大自然の中で過ごすうちに、心の靄が少しずつ晴れていくのを感じました。

海の音、風の香り、木々の揺れ…。
そのすべてが、私の心を整えてくれました。

オアフ島に戻ったその週、3名のお客様から連続で指名が入りました。
「やっぱり、自分の心の状態って大事なんだ」
そう実感しました。

留学前に感じていた「心と体のバランスを整えるマッサージがしたい」という想いが、自分の心も整えることで、ついに形になったんだと感じた瞬間でした。

癒しを届ける人生を、これからも。

1年間のロミロミ留学を通して、技術だけでなく「心を整えること」の大切さも学ぶことができました。日本ではなかなか感じることのない、ハワイの大自然に包まれた環境の中で、自分の内面と向き合えたことは、本当にかけがえのない経験でした。ビルに囲まれた都会での学びとはまったく違う、癒されながら学ぶという贅沢な時間。

ハワイだったからこそ、自分の心と体、そしてマッサージの在り方としっかり向き合うことができ、新たな境地にたどり着けたと実感しています。今、心から思います。ハワイで学ぶことを選んで、本当によかったと。

これからは、今まで培ってきたフィットネスの知識とロミロミを融合させ、心と体の両方を癒せるセラピストとして成長していきたいと思っています。目指すのは、お客様の人生にそっと寄り添えるような存在になること。

「また会いたい」

「また来たい」

そう思っていただけるセラピストになることが、私の次の目標です。

最後に

もし、今ロミロミ留学を考えている方がいたら、伝えたいです。
「迷っているなら、一歩踏み出してみて」と。

ハワイという癒しの場所で、自分と向き合い、仲間と励まし合いながら、心と体を整える時間を過ごせるのは、人生の中でも特別な経験です。卒業する時には、指名を下さったお客様が私の好きなクラウンフラワーでレイをつくってきてくれました。私にとって、ロミノハワイマッサージスクールでの1年は人生の宝物です。