ハワイは南国の楽園として知られ、日本人だけでなく世界中の人々の間でも人気です。特にオアフ島の首都ホノルルは、その中心地として世界中の留学生を惹きつけています。
ハワイの人々は温かくオハナ(家族)のようなコミュニティの中で、英語を学ぶだけでなくハワイの文化や伝統も体験できるでしょう。美しいビーチリゾートが点在し、ハワイアン雑貨店やカフェなど、どこを切り取っても絵になるスポットが満載です。
観光地であるため安全性が高く日本語が通じる場所が多いので、初めて海外に行く人にとっても安心感があり、多彩なアクティビティが楽しめ、おけいこ留学を希望する人にも最適な環境です。
太陽の光を浴びながら、新たな友人との思い出を作れたり、ハワイでの留学生活は、新しい文化に触れながら充実した時間を過ごすことができるでしょう。
そんなハワイ留学に欠かせないアメリカのビザの費用や、申請方法手順、注意点についてご紹介していきますので参考にしてみてくださいね。
目次
ハワイ留学に必要なビザの種類
ビザについて
ビザとは、私たちが外国に入国や滞在する際に必要な許可証のことです。
ビザがないと入国許可が下りていないことになり、飛行機で空港に到着したとしても入国することができません。
ただし、ビザはすべての国で必要なわけではなく「日本と交流があり、入国にビザを必要としない協定を締結している国」ならばパスポートだけで入国できます。
現在194の国・地域が、ビザなしで(日本のパスポートで)渡航できる国となっています。(2024年3月時点)
ビザは、滞在目的や期間、観光、留学、仕事など目的に応じて申請・取得する必要があり、国によって異なりますが条件を満たすことで入国が許可されます。
ただし、ビザを持っていても入国を保証するものではなく、入国審査で審査されることもあります。
ビザには入国前に申請するものと到着後に手続きするものがあり、国や地域によって異なるルールや条件があるので、必ず渡航の際は事前にチェックしましょう。
ハワイ留学に必要なビザ(アメリカ入国滞在ビザ)
アメリカのビザには多くの種類があり、観光や仕事など目的や滞在期間によって必要となるビザが異なります。
通う期間や学校、プログラムの内容によってビザ申請に必要な書類や申請内容が異なるのでよく確認してから進めましょう。
ここでは留学をする場合に一般的に必要となるビザを紹介しています。
観光ビザ ビザなし | 90日以内/ 1週間の授業時間が 18時間以下の通学向け | ・短期滞在観光を目的 ・渡航前にESTAへの登録が必要で 登録後ビザなしで90日以内の滞在が可能 ・登録料:21ドル(2024年3月時点) ・有効期間:2年間 ・90日の期間内、1週間の授業時間が 18時間を超えない通学可能 |
「90日を超える滞在日数」または「週18時間以上のプログラム」の場合以下のような学生ビザが必要
F-1ビザ | 語学学校、大学、大学院 コミュニティカレッジへ 通う学生向け | ・アメリカ内の語学学校、大学、および 私立小学校・中学校・高校に通うためのビザ ・最長5年間有効 許可を得た場合は条件付きで就労も可能 ・申請時には渡航前に面接あり 学校によって学力の証明が求められる ※現地でのビザの延長や種類の切り替え不可 |
M-1ビザ | 専門学校、職業訓練や 技術トレーニングが目的 非学位プログラムへ通う 専門学生向け | ・ダンスや美容などの専門学校で 「学問的」ではなく「職業向け」課程を 受講するためのビザ ・有効期間は最大1年間 ・コース終了後実務経験就労も可能 ・申請時には渡航前に面接あり 学校によって学力の証明が求められる ※現地でのビザの延長や種類の切り替え不可 |
ビザ申請手続き方法
ビザ取得の手順と必要書類
ビザの取得には、必要な書類を集めるだけでなく、申請手続きや審査にかかる時間も考慮する必要があります。
一般的にビザの取得には時間がかかることがありますので、計画を立てる際には、遅くとも4ヶ月前から準備を始めることをお勧めします。
ビザ申請に必要な書類や手続きの流れについて、以下で詳しく説明していきます。
①パスポートの作成・更新
一般的にパスポートを申請してから受け取るまでは通常1週間程度とされていますが、申請する各都道府県の窓口によって若干異なります。
自治体やパスポートセンターなどの公式サイトに交付日カレンダーが掲載されているので確認してみましょう。
また、2023年3月末以降、有効期間内にパスポートを更新(記載事項に変更がない場合の「切替申請」)を対象に、受け取りは窓口ですがオンライン上で(マイナンバーカードや顔写真のデータなどを読み込ませ)申請手続きができるようになりました。
(新規発行は一部地域のみ対応なので、くわしくは各地域のHPなどをご確認ください)
②英文残高証明を準備
残高証明書とは、海外で学業生活を続けるのに十分な資金があることを証明する書類です。学校の入学審査とビザ申請の審査において非常に重要な書類です。
短期で留学する際には免除されるケースもありますが、ほとんどの場合で提出が義務付けられています。人によって必要な金額は異なりますが、なるべく多い方が良いとされています。
ご自身の口座を開設している銀行で発行しますので、発行に必要な書類や発行までにかかる日数については各銀行にご確認ください。
③「I-20」を取得
用意するもの:パスポートのコピー、英文残高照明(②で取得)
ビザ申請に必要な書類の1つ、アメリカの学校から発行される在学証明書・在留証明書のこと。
留学先へ入学申請をし、米国政府が認可する教育機関から入学を許可する学生に発行され、I-20はビザ申請時以外にもアメリカ入国、再入国する際にも必要となりますのでパスポートと同じように大切に保管しましょう。
④カラー証明写真を取得
5cm×5cmサイズの証明写真(カラー)が必要です。デジタルデータのアップロードと大使館への提出用が必要になります。
写真の注意点として、白い背景、メガネ着用不可で頭部(頭髪の頂点からあごまで)25〜35mm、目は写真の下から28mm〜35mm であること。また6ヶ月以内に撮影されたものでなくてはなりません。
この写真は発行されるビザに添付される写真になります。自分で規定サイズになっているか確認が必要ですが、最近はスマホアプリを使って証明写真を作成することもでき簡単にできるのでおすすめです。
⑤ビザ申請書DS-160作成
用意するもの:パスポート、I-20、証明写真(パスポートサイズのデジタルファイル)
オンラインにてビザの申請書を作成します。記入項目が多く時間がかかりますので余裕を持って手続きを行うことをおすすめします。
入力を中断し時間を空けて途中から入力をされる場合、セッション切れになってしまった時のために、申請IDを控えておくようにしましょう。
入力が完了した後に表示される確認ページは、大使館での面接に必要になりますので印刷しておきましょう。
⑥ビザ申請料支払い
用意するもの:パスポート、I-20、DS-160申請確認ページ(⑤で取得)
オンラインにてビザ申請料の支払い手続きをします。支払方法は、インターネットバンキング、クレジットカードまたはPay Easy対応ATMのいずれかの方法から選択します。
領収書が大使館面接時に必要となり、また支払い完了後に表示される11桁または12桁の受付番号が大使館面接予約に必要になります。その受付番号がないと面接の予約ができないので注意してください。
⑦ビザ面接予約
用意するもの:ビザ申請料支払い後に表示される受付番号(⑥で取得)
ビザ申請料支払いが完了後、同じサイト内で「面接予約申請」を選択し面接の予約をします。米国大使館(東京)、大阪・神戸総領事館、那覇領事館、福岡領事館、札幌領事館にて、面接を受けることが必要になりますので最寄りの会場で面接を受けるようにしましょう。
また、登録完了後に表示される面接予約確認書は、面接に行くときに必要なので、必ず印刷しておきましょう。
⑧SEVIS 費用の支払い
用意するもの:I-20
SEVIS支払いサイトでSEVIS料を支払います。SEVIS費の支払い確認書「I-901」が大使館面接時に必要になりますので忘れずに保管しましょう。
⑨面接を受ける
用意するもの:パスポート、I-20、DS-160申請確認ページ、面接予約確認書、証明写真(⑦で取得)、I-901(SEVIS費の支払い確認書)
面接は1人1人行われ、基本的に英語での面接になるので、簡単なコミュニケーションがとれる程度の英語力は求められます。滞在の目的、滞在期間、滞在するところなど答えられるよう準備していくといいでしょう。
また大使館や領事館での面接は時間がかかります。セキュリティチェックや指紋採取、書類不備のチェックなど手続きが多くあるため、面接自体は長くありませんが、だいたい2〜3時間はかかることが多いです。また、館内に持ち込めるものと持ち込めないものがあるため、事前に確認しておきましょう。
審査期間は時期や大使館の状況によって異なりますが、面接後ビザが許可された方はパスポートの返却方法と時期について説明があります。
⑩ビザ受け取り
通常面接後、約7日〜10日でビザのついたパスポートが郵送でお手元に届きます。
ビザを受け取ったら必ず記載内容を確認しましょう。(姓名の表記やパスポート番号、ビザの種類、生年月日、国籍、性別、有効期限など)
もし記載内容に誤りがあれば、ビザ訂正リクエストフォームから連絡をするようにしましょう。
少しでも費用を抑えて留学する方法は?
ここまでで説明してきましたが、ビザ取得だけでかかる費用は決して安いわけではありません。
アメリカの中でも物価が高いと言われるハワイなのでできる限りかかる費用を抑えたいですよね。
そんなハワイでの留学をお考えなら、「ロミノハワイマッサージスクール」が提供する授業料が完全に免除される特待生プログラムです。
これは、選ばれた数名の学生にのみ与えられる特典で、ハワイでの生活と学習を全面的にサポートします。
このプログラムは、ハワイの美しい環境の中で、高度なマッサージ技術を学びたいと考えている人にとって、理想的な選択肢です。
学校では、ロミロミマッサージの専門知識を深めながら、ハワイ州のマッサージライセンスも取得できます。
ロミロミマッサージは、その癒しの技術で知られており、世界中で需要が高まっています。
留学生は、専門的なトレーニングを受けながら、本場ハワイでの実践的な経験も積むことができます。
まとめ
アメリカに留学するなら、多くの場合学生ビザを取得する必要があります。
また、アメリカのビザは種類が多く、手続きも多く時間がかかるうえ、ビザがおりないことも少なくありません。
自分が滞在する目的に沿った必要なビザを確認し、出国ギリギリになって慌ててしまわないよう、できるだけ早めに余裕を持って準備を始めてくださいね。